カラ鉄のLINE@戦略から見える情報発信の仕組み

こんにちは。りょうです。

僕は昔から一人カラオケ（ヒトカラ）がけっこう好きで、１、２ヵ月に１回は行くような人間でした。

そんな僕が、ある時から週１でヒトカラに行くようになりました。

それはもちろん、EXILEのボーカルオーディションに受かるためにいっぱい練習しているから、とかではなくw

あるカラオケ店のウマいプロモーションに乗せられたからでした。

そして、そこには情報発信でも使えるビジネスの仕組みが盛り込まれていたので、今回はそこら辺の話をします。

フード１品無料につられてLINE@に登録

僕の家の近くには、カラオケの鉄人（カラ鉄）という関東中心に展開しているカラオケのチェーン店がありました。

カラ鉄は他の全国展開しているようなチェーン店と比べると、料金が安かったので、僕は好んでヒトカラに行ってました。

そんなカラ鉄でのヒトカラ生活を送っていたある日（ちょうど１年くらい前かな）、カラオケの室内に「今だけ！公式LINE@に登録するとフード１品無料！」という広告を見かけました。

「これはお得なやつだ！」

僕はさっそくLINE@に登録しました。

そん時は、フライドポテトを食べながら得したな～、なんて思って帰りました。

すると、それから数日たって、カラ鉄からLINEが届きました。

中身を見てみると、「LINE@限定！室料70%OFFクーポン！」とありました。

「いや、めっちゃお得なやつじゃん！！」

僕はそのお得なクーポンにつられて、またカラ鉄へと足を運びました。

それからというもの、そんな割引クーポンが週１ペースで届いてきて、そのたびに、ヒトカラしにいってました。

その結果、１年前のLINE@登録をきっかけに、１、２ヵ月に１回行く程度だったのが、週１で通うようになっていたんです。

カラ鉄のようなプッシュ型メディア、用意していますか？

ヒトカラしに行くペースがまんまと増えたことで、いくら割引されてるとはいえ、確実にカラ鉄に払うお金は増えました。

その理由はあきらかで、LINE@があったからです。

カラ鉄側から僕に直接アプローチできるメディアがあったからなんですね。

これが、お店の公式ＨＰに書いてあるだけだったら、絶対に気付かないだろうし、こんなに行くペースが上がることもなかったでしょう。

で、カラ鉄側からしたら、フード１品無料と引き換えに、僕の連絡先が欲しかったんです。

僕の連絡先さえあれば、カラ鉄はいつでも僕にアプローチをすることが出来ますよね？

つまり、いつでも１対１の営業に持ち込めるのと一緒です。

連絡先さえ取れれば、商売する側にとっては大げさにいうと、勝ち同然のようなもんなんですよね。
（この辺の話は、後ろの方でもう少し詳しく書いてます）

こういうLINE@のような、サービス提供者側から能動的にユーザに情報を届けられるメディアのことを「プッシュ型メディア」と言います。

このプッシュ型メディア、チェーン店のようなデカい規模のビジネスだけで使える話ではないんです。

僕らのような、いち個人が情報発信をするって場合でも、めちゃくちゃ使えるメディアなんすよね。

情報発信で良く使われているプッシュ型メディアがメルマガ。

メルマガは、僕ら情報発信者側から好きなタイミングで読者の人にアプローチすることができます。

ここで、今すでにブログを運営してるなんて人に聞きたいのですが。

あなたのサイトには、このメルマガのようなプッシュ型メディアの案内が配置されていますか？

もし、配置していないとしたら、それはメチャクチャ損してることになります。

読者の人と濃い関係を作れる、せっかくのチャンスをみすみす逃しちゃってるんです。

どういうことかと言うと。

メルマガなら、こちら側から読者のメールボックスに直接、情報を送り届けることができます。

だから、ブログのような不特定多数の人が見るようなものよりも、読者の人は圧倒的に僕らのことを身近に感じてくれます。

その結果、読者の方とより濃い関係が作れるし、ファンになってもらう可能性もかなり上がります。

ここら辺の話は、心理学でも効果があると実証されていて、ザイオンス効果と呼ばれてます。

人は接する回数が増えるほど、相手に対する信用度が上がります。

そして、その信用がどんどん上がり、信用の残高が膨れ上がっていけば、利益が出る可能性も増えます。

なので、プッシュ型メディアを用意していないってのは、そんな可能性をドブに捨ててることと同じなんですよね。

結局、ブログみたいな読者からの一方通行だけではダメなんです。

（ちなみにブログのような、読者側から能動的に情報をとりにいくようなメディアのことを、プッシュの逆で「プル型メディア」といいます）

読者から来るのを待つんじゃなくて、常にこちら側から読者に印象をあたえる必要があるんです。

だって、世の中ブログやってる人なんてたくさんいるし、そういった大勢の人の中に埋もれて、自分のことなんてすぐ忘れられちゃうかもしれないから。

で、冒頭で話したように、カラオケのようなお店ですらそういうメディアを用意しています。

カラオケなんて全国的に娯楽として認知されているじゃないですか。

だから、そんなメディアを使ってお客さんを呼ばずとも、勝手にお客さんの方から来ますよね。

それでも、プッシュ型メディアをしっかり用意してるんです。

カラオケ以外でも、常に大勢のお客さんで賑わってるような有名な居酒屋とかでも、プッシュ型メディアは用意されています。

なぜなら、競合店にお客さんをとられないために、自分のお店の印象を強くもってもらうために、です。

とすると、僕らのような個人でやるビジネスは、ほとんどの人に認知されていないんだから、このプッシュ型メディアを使わない手はないんです。

訪れた人が迷子になるようなサイトではダメ

読者の人と濃い関係を作っていくためにも、サイトに読者が向かうべきゴールを用意してあげる必要があります。

ゴールとはプッシュ型メディア、つまりメルマガのことですね。

そのゴールがすぐ分かるようなものになっていなければ、読者はサイトに訪れても何もせずに終わり。

ブラウザを閉じたら、もうそれっきり自分のサイトには来ないかもしれない。

つまり、次につながらないんですよね。

だからこそ、

ゴールへの入り口はサイト内で分かりやすい配置になっているか？

ゴールにつくまでに、読者が迷子になってしまうような設計になっていないか？

そこが大事なんです。

ちなみに、僕のサイトは訪れた人にどこに向かって欲しいのか、そのゴールを明確にしています。

ブログのトップページの一番分かりやすいところに、メルマガ登録ページに飛べるようにしているし。

記事の最後にも、必ずメルマガの案内を入れています。

だから、僕はメルマガの登録者をどんどん増やせているし、読者さんを取りこぼすこともほぼないんです。

こんな感じにプッシュ型メディアを用意することはもちろん、そこへの導線も分かりやすくすることが大事です。

情報発信は「ビジネス」なんだという意識を持とう

最後に、ブログにせよ何かサイト作るときには、それでお金で稼ごうっていうんだったら、ちゃんと「ビジネス」としてとらえるべきです。

ブログって、今では大抵の芸能人はやってるし、一般の人にもかなり馴染みの深いメディアになってます。

馴染みあるメディアになってること自体は良いんだけど、その分ブログのことを軽く見ているというか。

ブログをビジネスとしてとらえて、本気で取り組もうっていう意識が持たれにくいです。

そんな低い意識のまま始めたがために、目的の良く分からないメディア、言ってしまえば、ただの文字の羅列になってるなんてことがあります。

お金を稼ぐとかは一切考えてなくて、ただの趣味でやるっていうんだったらそれでもいいんですけど。

そうじゃなくて、それでお金を稼ごうとか思ってるんだとしたら、意識を変える必要があります。

僕はビジネスの原理原則を理解したうえで、どういったサイト設計にすればお客さんが来るのか、利益が出るのか、マジメに考えてます。

だからこそ、プッシュ型メディアもちゃんと用意しているし、そこへの導線も分かりやすいものにしています。

とりあえずブログ作って情報発信しとけばお金になるんでしょ？くらいの気持ちでは一生利益なんて出ないです。

ちょっと厳しいことを書いているようだけど、これは事実だし、このことを理解していない人ってけっこう多いんすよね。

でも、これって裏をかえせば、チャンスにもなります。

なぜなら、個人でもちゃんと「ビジネス」という意識をもって、ブログを作って情報発信していくだけで、大勢の人を出し抜くことができるからです。

なので、どんなに小さな規模だったとしても、お金を稼ごうというのならば、それは「ビジネス」なんだという意識を持って取り組んでいきましょう。

ということで、今日はこの辺で。
ありがとうございました。