完璧主義は一つも良いことない

こんにちは。りょうです。

完璧主義って聞くと何事も完璧にこなしていく人たちのように聞こえますよね。

一つひとつの作業をミスなく着実にこなしていく分、アウトプットの質がものすごく高い、みたいな。

でも、実際はそんなことないです。

というのも、僕はもともと完璧主義だったんですけど。

完璧主義の人って物事を「オール・オア・ナッシング」で考えちゃうんですよね。

完璧にこなすか、まったくやらないか、その２択。

普通の人なら、そこそここなすっていう選択もあるところを、完璧にできないんだったらやる必要ないっていう極端なことになっちゃうんです。

でも皆さんもご存じのように、完璧にこなせることなんてほとんどないですよね？

初めのうちは完璧だなんて思いながらも、作業を進めていくうちに想定外のことが起きるもんです。

僕の仕事で言えば、システムのプログラムを作り終えた段階では、

「これは完璧だ。非の打ち所が一つもない。惚れ惚れするぜ。」

なんて自画自賛するほどのモノができたと思ってますw

でも、実際にそのプログラムを動かしてみると絶対にそんなことないんですよ。

何かしらの些細なミスだったり、些細ではない致命的なミスがあったりするもんなんですよw

そこで普通の考えを持った人なら、

「まあ、こういうこともあるよな」

って思って、完璧ではなくともできる限りベストに近いものを作ろうっていう考えにシフトできると思います。

でも、完璧主義の人だったら、

「完璧なものができたと思ってたのに。。。」

なんて思って、そこでやる気がメッチャ削がれます。

仕事だから最後までやり通しはするけど、気持ち的には、

「もう完璧にはできない。あとは好きにしてくれ」

そんな感じになっちゃうんですw

完璧主義の人って上手くいってるうちはいいんですけど、少しでもミスが分かった途端にダメになるんすよね。

そのミスを直して乗り越えさえすれば、相当クオリティの高いものができるはずなのに、勝手に自分で辞めてしまうんです。

これって客観的に見て、めちゃくちゃもったいないことなんだけど。

当の本人からしたら、完璧じゃなきゃ意味ないって考えるんですよね。

ホントもったいないです。

僕も昔はかなりの完璧主義だったんですが、今では割と落ち着きました。

まあそれこそ完璧に完璧主義を抜け出せたわけではないっすけどw

完璧にできないからって投げ出さずに、そこそこを目指そうよって思えるレベルにはなりました。

そんな風になれたのは、

「そもそも完璧ってそんなに求められてない」

そのことに気付いたからですね。

受験を例に説明すると。

すべての科目において100点満点をとる必要ないですよね？

７、８割とれれば十分受かります。

それなのに、

「いや、そんなんじゃ満足できない。100点じゃないとっ！」

って頑張ってる人がいたら、そんな無駄なことやめとけってなりますよね？w

仕事でも、必ずしも完璧を求められてはいないはずです。

もちろん、完璧にできるに越したことはないですけど。

仕事には納期という時間制限があります。

そこを、

「まだ完璧じゃないから、納期遅らせてください！」

なんていう後輩がいたら、

「いやいや、完璧求めてないし、さっさと出せや！」

ってなりますよね？w

ようは完璧なんてそうそう求められないんですよ。

ぶっちゃけ、どうせ完璧なんてできないし。

自分なりに頑張ったって思えるレベルまでいったなら、もうそれでいいんすよ。

そして、自分なりに頑張った時点で、もう人の目にさらしたり、世に出してしまうんです。

そしたら、何かしらのフィードバックがもらえます。

そのフィードバックは、自分一人で延々と考えても思いつかないものであることが多いです。

そういった新しい要素を取り入れると、より良いものが出来上がります。

結果的に、完璧を求めてずっと自分の中で抱えてたものに比べて、ずっと質の高いものができたりするんですよ。

だから、完璧なんて無理なものを追い求めるヒマがあったら、ガンガン外に出そうよって僕は思います。

その方が絶対に楽だし、最終的には良いものが出来上がるんで。

ということで、今日はこの辺で。
ありがとうございました。